読み返し

西の善き魔女」ハードカヴァー版2巻。自分のノベルス版引っ張り出すの面倒だったので図書館で借りてきたやつ。
「王道」作品の所為か少女漫画っぽさに溢れていて、女の子のためのお話だなあと。
「きみはぼくが、研究第一だと思うかもしれないけれど、きみのいない世界というのは、謎を解くだけの価値もないんだよ」
いやあ、可愛らしくて若い。現実では決して言われることがなさそうな夢のセリフ。これが書けてこそ、思春期の年代向けだよなとおもった。荻原規子さんの文章は、ひらがなカタカナ漢字のバランスが柔らかい。