台湾三日目。
今日も一応観光しとく?ということで、総統府へ。実は台北駅周辺で見ていた建物がそれっぽかったので、あれじゃない?と二日間思い込んでいた建物が、地図を見たらどう考えてもちがうことがわかって。じゃあ本物を見とこうか、と。今日はホテル最寄り駅から地下鉄に乗って、二二八和平記念公園を突っ切って到着。午前中しか観覧受付をしてくれないので、どうやらぎりぎりだった模様。勝手に見てまわることはできなくて、何人かでグループになります。荷物は一切持ち込めません。ぺたっと胸元に観光者を示すタグを貼ります。すごいなー厳重警備。ガイドさんのお話を聞きながら順にまわっていくのですが、私たちの担当のガイドさんが、日本統治時代?に幼い頃を過ごした?か何かで、ことあるごとに日本賛美をしてくださいました。愛国心教育に慣れていない自分にとっては逆に引き気味に。聞きたかった台湾の各総統についての話は「ここは説明しません」そんなあ…、という。教育勅語のプリント配られてすらすら読んでいただいたりだし。「こんないい教えをどうして今は教えないんですか!」と言われてもね。お話好きな方なんでしょう、「時間が押してる」としょっちゅう警備員さんに催促されてました。結局一時間くらい居て、そのあと再び鼎泰豊へ。
今日は混んでいたので20分くらい待ちました。小籠包とエビ蒸し餃子と炒飯と、なんとも不思議な八宝飯なるものを。実はエビが苦手気味なんですが、餃子美味しかった!しかし、八宝飯が。甘いものが食べたいねえ、と頼んだのですが、甘ーいご飯の真ん中にこしあん、上に栗や大福豆や謎の物体さまざまが乗っていて。ええ、おはぎ風味でまずくはありませんでした。が、あまりにも不思議。「異文化体験!」と二人でがんばって食べました。
その後台北駅に戻って、今日は実質最終日なのでお買い物デイ。CD屋さんでゆずのCDを買いました。GoingとHomeあわせて、日本円にして2000円くらいかな?本屋さんでは×××Holicの中国語版(これは自分は読んでないのでお土産用)と彩雲国の中国語版を買いました。あと唐詩300選を趣味で。李白の詩が好きです。
衣蝶までふたたび歩いて、友人と二人、旅行中ずっと心を奪われていた靴の洪水の中からそれぞれ一足ずつゲット。私は最初に一目ぼれした黒のパンプスが、合うサイズがなくて涙を呑んだのですが、遊び用のピンクのサンダルを買いました。友人は白紺黄のマリン系のさわやかなサンダル。もうこれだけでかなりうきうきです。そのあと、お土産用にもう一度DFSに行くことに。いかにもなお菓子や民芸品など、買わなければならないお土産を大量にまとめ買いしました。
台湾最後の食事は、洋風でした。こういうところがいい加減で「らしい」かんじ。パステルでパスタとゼリーを食べました。が、ここで大問題が。DFSでかなりNT$を使いきってしまったため、現金の持ち合わせが二人ともやばかったのです。しかも、2日目にピローマネーを置き忘れていたことに気付き、200NT$は絶対に死守しなければならない状況。でも今までと比べたら少々お高いメニューでしたが、何を食べてもまあなんとかなるだろうというお値段だったので、あまり気にせずにのんびり食事をしていました。(いちおう「二人の手持ちを合わせていくら、使っていいのはここまで!」とかなりがんばって計算はしましたが)そしていざお会計の時。あれ??何か当初のメニュー見て考えた計算と違う!高い!やばい!払える?ひょっとして日本円にしてたかが1500円の食事のためにカード?VISA使っちゃう?てな状況に。結局手持ちの小銭総動員でじゃらじゃら言わせて払うというかなり情けないお客になりましたが、ぎりぎり払うことができました。どのくらいぎりぎりかというと、お互いお財布に残ったのが4NT$。日本円で15円くらい。日本円はお互い別に持っていたのですが、異国台湾で現地通貨の持ち合わせが4NT$。こんなの日本で貧乏大学生やってたときにも経験したことがない!コンビニでドリンク一個買えない!しかも二人とも4NT$ずつまったく残金同じ!…もう、何をやってるんだろう?と箸が転げても笑えるお年頃並みにテンションがおかしくなってしまいました。面白すぎな自分たち。結局、10%のサービス料加算をすっかり頭から飛ばしていたのが原因だったのですが。あいかわらずお客の途切れないウエディングプランのお店に笑いつつ、モスとセブンとファミマの多さに笑いつつ、もう何も買えない自分たちに笑いつつ、ホテルまで帰りました。
台湾最終日の四日目は、ホテルロビーに5時20分集合。約4時間睡眠でよく起きれたなーと思いました。空港から再び福岡に戻り、無事帰国。帰りにもやっぱり機内食が出ました。デザートに西瓜が出て、5月に西瓜??という感じでしたが、とーっても甘くておいしかったです。流石亜熱帯(なのかな?)。